こっそりと
ウチの地元で『MIA』が先行稼動しているゲームセンターがあるとの情報を聞きつけ、昼前、さっそく様子を窺いにいってみた。
が、すぐにそれが間違いであったと気づく。平日の午前中といえば、学生は学校、社会人は会社に行っているのが当たり前で、そんな時間帯にゲームセンターに人がたくさんいるはずもない。様子を見にいくなら夕刻以降にすべきであった。
とはいえ、せっかく来たので業務用筺体で動く『MIA』を見るのも一興と思い直し、吉祥寺の某ゲームセンターへ。
この店は、店の規模からするとかなり対戦格闘ゲームに力を入れているところで、地下のフロアに対戦台が10セット以上置いてある。新旧取り混ぜたそのラインナップの中に、我らが『MIA』も入っていた。
開店直後ということもあって、さすがに対戦台に張りついている人間はほとんどいなかったが、さいわい、『MIA』にはCPU戦をしている人と、それに見入っているギャラリーがいた。そこからぼちぼちと対戦が始まったりしていて、なんともありがたいことである。
こっそりとその対戦風景などをぼくが観察していたかぎりでは、対空技、突進技、飛び道具などをひと通り揃えた使いやすいキャラクターが好まれていたような気がする。具体的には、テリー(ワイルドウルフ)、リョウ(カラテ)、クーラなどが多かった。
『MIA』のオリジナルキャラを使う人があまりいなかったのが軽くショックだったのだが、それはおそらく、プレイヤーのほうが『MI2』未経験者だったせいもあるのだろう。SA→キャンセル必殺技→スパキャン超必殺技という流れや、さばきでの割り込みなど、まだまだ手探りでやっている感じがする。
ちなみに、ぼくもインカムに貢献しようと思ってひっそりとCPU戦をやってみたのだが、ステージ5のナガセにズタズタにされた。せめてボタン配置がボックスタイプではなくネオジオ配置なら――と思わないでもなかったが、そう思うのはおそらく少数派なのだろう。
もしその店で、すべてノーマルAカラーのラルフ、リアン、ハイエナというわけの判らんメンバーでプレイしているおっさんがいたら、もしかしたらぼくかもしれない。