レテノールかメネラウス
6月6日のお誕生日記念というわけではないが、今回はルイーゼのお話。
当初、ルイーゼ・マイリンクはルー・メーリンクという名前だった。
ルーというのはルイーゼの愛称だから、ルーとルイーゼのどちらを使っても大差ない。フィオがフィオ・ジェルミと表記されるかフィオリーナ・ジェルミと表記されるか、つまりはそのくらいの差でしかない。
ただ、ルーは今回が初登場の新キャラで、しかもドイツの旧家の出身、つまりお嬢さまという設定だ。
そんな彼女がデモシーンのたびに、ほかのキャラから馴れ馴れしく「ルー」という愛称で呼ばれるのは少し不自然だと思ったので、ゲーム中での呼称はルイーゼにし、そしてそれに合わせて正式な設定上の名前もルイーゼ・メーリンクとあらためた。
一方、名字のほうの変更は、SNKの海外部(?)からの指摘による。
ぼく自身はメーリンクという響きが気に入っていたのだが、実はこの名前をアルファベットでつづろうとすると、ドイツ語特有のウムラウトという記号が必要になってしまう。そして、そのウムラウト記号があると、ウェブ媒体での表記がいろいろ面倒になるのだ。
「オロチチームの必殺技をキリル文字で正しく表記しようとすると面倒になるよね」といえば、多少はお判りいただけるだろうか。
要するに、あの手の面倒さがついて回るということである。
そこで、ウムラウトを使わずにつづれる名前に変更してほしいといわれて、結果として、メーリンクに響きの似たマイリンクという名字を選んだ。
もっとも、今となってはこちらの響きのほうが耳に馴染んでしまっているが。
キャラクターデザインに際し、ルイーゼのイメージをF氏に伝える時にぼくがメールに記したのが、
蝶、ひらひら、はかなげ、何だかよく判らないが綺麗できらきらしている。
という一文だった(本当にこう書いた)。
たったこれだけの文章からあのキャラが完成したのだから、F氏とモデリングスタッフの努力には頭が下がる。