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前代未聞のヒップアタックっ!

ビリー・カーンが初登場した初代『餓狼伝説』は1991年発売。

そこから数えてちょうど今年が15周年に当たるわけだが、とにかくその時、ビリーは1966年生まれという設定になっていた。主人公であるテリーたちより4つ5つ上ということになる。
そしてリリィは、ビリーとくらべて8歳ほど若いということになっているらしい(出展が何だったかは忘れたが)。リアルな生年をいえば、だから彼女は1974年生まれで、今年で32歳ということになろうか。

もっとも、『KOF』ではキャラクターが年を取らないのが伝統(?)になっているので、テリーは24歳あたりで時が止まり、ビリーも28歳あたりで時が止まっている。だから『MI2』でのリリィは、ビリーの年齢から逆算して、だいたいはたちくらいということにした。

とはいえ、前回のフィオと同じように、リリィには成人女性というイメージがあまりない。これまで『餓狼』シリーズのエンディングなどに登場したリリィが、シンプルなワンピース+三つ編みというスタイルだったせいもあるだろう。
ぼくが知るかぎり、オフィシャル関係で一番おとなっぽく描かれたリリィは、『餓狼伝説スペシャル』の時の某ムックのイラストくらいしかない(といっても後姿しか見えないのだが)。
『MI2』に登場するリリィは、どちらかといえば子供っぽいところのある、前者のイメージでデザインされている。

そういえば、3ゲージを消費するリリィの超必殺技に、「だって!わたし闘うのはじめてなんですもの!」という長い名前の当て身技があるが、あれはもともと「ライアー・エレメンタル」という名前で、要するに『2002』でのビリーのMAX2のポリゴン化だった。
リリィの技の名前は開発の終盤になってあらかた取り替えられたようなので(ウチにあるテスト版の段階では、ほとんどビリーと同じ名前だった)、それに合わせて今の名称になったのだろう。
威力も今よりはるかに高く、ほぼ確実にカウンターで入る上に補正もかからないため、相手が誰であろうと全体力の8割近くを奪うほどだった。
特に、3回目の大旋風モーションのあたりで一気にぐーんと相手の体力ゲージが減っていくのだが、初めてあれを目にした時は、『天草降臨』で壬無月斬紅郎の無限砲を空中カウンターで食らった時以来の衝撃を覚えた。
「今の時代にこの減りかよ!」
などと思わず叫んでしまって、同居人に不審がられたものだ。

……そういえば、テスト版ではニノンの「メルクリウスの沈黙」も、カウンターで1ヒットした時だけ7割くらい持っていっていたような気がする。