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2006年05月30日

年齢の話

『MI1』での最高齢キャラはセスだった。
だが、今回はナイトメアという形ではあるが、ギースさまがいらっしゃる。享年42歳。一応はセスより年上だ。
以下、ラルフ(Aラルフ)、デューク、ワイルドウルフ、半蔵……という具合に続いていくわけだが、ならばギースが暫定最高齢、生きている人間ではやはりセスが一番のお年寄りなのかというと、実はそうではない。

最近の『KOF』ではキャラクターの年齢表記をしておらず、『MI2』のキャラクタープロフィールもそれにならっている。
ただ、作品中のデモシーンや掛け合いなどを考える上では、ある程度キャラの年齢をはっきりさせる必要があるため――たとえばナガセの対男性キャラ用デモのためなどに――ぼくのほうでこっそり各キャラの年齢は設定している(といっても、これがオフィシャルというわけではない。念のため)。
そして、そのこっそり年齢設定にしたがって全キャラを並べた場合の『MI2』最年長キャラは、実は二代目Mr.KARATEなのである。
Anotherモデルなどでは若々しい姿を見せているが、Normalモデルのあの天狗の面の下には、渋いオッサンとなったリョウの顔が隠されている(と、ぼくはそう考えている)。

二代目Mr.KARATEの年齢を、ぼくは49歳と設定した
二代目Mr.KARATEはリョウの別バージョンであり、いわばテリーにとってのワイルドウルフに相当する。『餓狼MOW』の、マルコ・ロドリゲスのストーリーに名前だけ登場する極限流空手総帥リョウ・サカザキ――そのへんをイメージしたつもりだ。
だから、テリーが年を取ってワイルドウルフになったように、リョウも年を取ってカラテになったことにした。それを49歳という年齢にしたのは、本来のリョウとテリーの間には――いい換えれば『餓狼』世界と『龍虎』世界の間には――約14年のギャップが存在するからである。
35歳相当のワイルドウルフより14歳年上ということで49歳。タクマがMr.KARATEと名乗っていたのもほぼこのくらいの年齢の頃だったから、そういう意味でもちょうどいい年齢だと思う。

ちなみに、このふたりの14歳の年齢差は、『龍虎2』に登場した若ギースを根拠にしている。
若ギース26歳に対して当時のリョウが22歳。ギースが1953年生まれという設定だから、4歳若いリョウは、単純に考えれば1957年生まれ。
そこから逆算して、いささか乱暴に、1971年生まれのテリーと14歳の年齢差があると考えたわけだが、二代目Mr.KARATEのプロフィールで閲覧できる彼のストーリーは、『龍虎2』で1度だけ彼が対戦したギースと、そのギースを倒したテリー(ワイルドウルフ)を絡めて書いてみた。
校正が充分でなく、表現として少しおかしな部分が残ってしまったのは汗顔のいたりだが、サウスタウンに欠くべからざる格闘家たちの後日譚としては、我ながら気に入っている。

2006年05月27日

メストレ・リカルド

リチャード・マイヤというキャラは、初代『餓狼』でCPU専用キャラとして登場しただけで、それ以降は、『餓狼2』の中間デモでクラウザーにのされていたり、ほかのキャラのエンディングにちらりと登場したり、いわばその程度の役どころでしかなかった。
『餓狼3』以降、カポエラキャラとしての枠を弟子筋のボブに譲ってからは、ますますその存在感が希薄になり、ストーリー上でも現役を引退したかのようなイメージになっていた。

ところが、実はリチャードは意外に若い(隠しキャラはこんな話ばかりだな)。
初代『餓狼』の頃から存在していたオフィシャルなプロフィールによれば、リチャードの生年月日は1962年2月22日。テリーが71年生まれだから、テリーより9歳年上ということになる。
『MI2』のテリーは24歳くらいに設定してあるので、それを基準にすると、今回のリチャードは33歳、キムよりやや年上で、中尉なのか少佐なのかはっきりしないクラークよりは若い
ボクサーなら引退してもおかしくない年齢だが、プロレスラーならまだまだこれからというところだし、まして人間離れした連中の多い『KOF』なら、33歳で現役は当たり前すぎるほどに当たり前だ。

ということで、めでたくリチャード氏は現役続行ということになった。
実際、同じカポエラキャラのソワレとくらべても、リチャードのテクニカルさはさほど遜色がないと思う。通常必殺技はソワレのものよりやや癖があるが、ニュートラルモーションはソワレよりもカポエラらしい。
昔はもっとこう……天井の鉄棒にぶら下がったり空破弾みたいなキックを繰り出したり、今ひとつカッコいい技がなかったような気がするのだが、素材(=ソワレ)がいいからか、今回のリチャードは技のいちいちが非常にカッコいい。

『MI』シリーズには何かとおじさんキャラが不足しがちなので、願わくば、続編でいきなりボブに取って代わられたりしないよう祈るばかりである。

2006年05月24日

前代未聞のヒップアタックっ!

ビリー・カーンが初登場した初代『餓狼伝説』は1991年発売。

そこから数えてちょうど今年が15周年に当たるわけだが、とにかくその時、ビリーは1966年生まれという設定になっていた。主人公であるテリーたちより4つ5つ上ということになる。
そしてリリィは、ビリーとくらべて8歳ほど若いということになっているらしい(出展が何だったかは忘れたが)。リアルな生年をいえば、だから彼女は1974年生まれで、今年で32歳ということになろうか。

もっとも、『KOF』ではキャラクターが年を取らないのが伝統(?)になっているので、テリーは24歳あたりで時が止まり、ビリーも28歳あたりで時が止まっている。だから『MI2』でのリリィは、ビリーの年齢から逆算して、だいたいはたちくらいということにした。

とはいえ、前回のフィオと同じように、リリィには成人女性というイメージがあまりない。これまで『餓狼』シリーズのエンディングなどに登場したリリィが、シンプルなワンピース+三つ編みというスタイルだったせいもあるだろう。
ぼくが知るかぎり、オフィシャル関係で一番おとなっぽく描かれたリリィは、『餓狼伝説スペシャル』の時の某ムックのイラストくらいしかない(といっても後姿しか見えないのだが)。
『MI2』に登場するリリィは、どちらかといえば子供っぽいところのある、前者のイメージでデザインされている。

そういえば、3ゲージを消費するリリィの超必殺技に、「だって!わたし闘うのはじめてなんですもの!」という長い名前の当て身技があるが、あれはもともと「ライアー・エレメンタル」という名前で、要するに『2002』でのビリーのMAX2のポリゴン化だった。
リリィの技の名前は開発の終盤になってあらかた取り替えられたようなので(ウチにあるテスト版の段階では、ほとんどビリーと同じ名前だった)、それに合わせて今の名称になったのだろう。
威力も今よりはるかに高く、ほぼ確実にカウンターで入る上に補正もかからないため、相手が誰であろうと全体力の8割近くを奪うほどだった。
特に、3回目の大旋風モーションのあたりで一気にぐーんと相手の体力ゲージが減っていくのだが、初めてあれを目にした時は、『天草降臨』で壬無月斬紅郎の無限砲を空中カウンターで食らった時以来の衝撃を覚えた。
「今の時代にこの減りかよ!」
などと思わず叫んでしまって、同居人に不審がられたものだ。

……そういえば、テスト版ではニノンの「メルクリウスの沈黙」も、カウンターで1ヒットした時だけ7割くらい持っていっていたような気がする。

2006年05月21日

ジェノバ? フィレンツェ?

フィオリーナ・ジェルミ、愛称フィオ。

彼女には、「わけが判らないまま配属されてしまった最前線でけなげに闘う少女兵士」というイメージがありそうだが、実は設定上の年齢は23歳、『MI2』に登場する女性陣の中ではリアンの次におねえさんなのである。ユリや舞はもちろん、ルイーゼよりも年上ということになる。
そのフィオを『MI2』に登場させることが決まり、ゲーム中のプロフィールをまとめるという段になって、ぼくはちょっとした問題点にぶち当たった。

『メタスラ2』で初登場したフィオの出身地はイタリアだ。設定では、「イタリア・ジェノバの富豪ジェルミ家のひとり娘」ということになっている。『2』、『X』、『3』、『5』『6』、そして最新作のポリゴン版でも、これは変わらない。
ところが、なぜか『メタスラ4』の時だけ、イタリアはイタリアでも、ジェノバではなくフィレンツェ出身になっていた(『4』の公式サイトにもはっきりそう書かれている)。

果たしてフィオはジェノバ生まれなのか、それともフィレンツェ生まれなのか?
最終的に、『4』は製作時の環境がやや特殊だったであろうことを考慮して、ぼくはこれを表記上の単純なミスだと判断し、フィオはやはりジェノバ出身だということにした。

ちなみに、『MI2』のプロフィール画面で見られるフィオのストーリーに登場する彼女の父親は、『メタスラ』本編にはカケラも登場しない。『メタスラ』のほうではこれ以上フィオに関する設定が作られることはないだろうという判断から、SNK(というよりプロデューサーのF氏)とはかって、ぼくが勝手に設定させてもらった
あくまで『MI』世界でのフィオの父親、ということでご了承いただきたい。

また、フィオ本人についても、もとのゲームではひと言もしゃべってくれないので――すなわちどんな女性なのかプレイしていても判りにくいので――はたして『MI2』でのあのキャラでよかったのかどうか、ぼく自身、いまだに迷うところではある。

2006年05月18日

全キャラ解放。

きょうの公式サイト更新で、ラスボスまで含めたすべての隠しキャラが紹介された。
ネット上では、正式な発売日を待たずして、すでにこれらのキャラについての情報が飛び交っていたため、いまさら感がないわけではないが、これでようやくすべてのキャラについて語ることができる(やはり公式のほうで発表されていないキャラについては触れづらいのである)。

今をさかのぼること1年半ほど前。『MI2』の隠しキャラがほぼかたまったのはその頃だったと思う。
ぼくも何度か隠しキャラについての意見を聞かれて、
「ジェニー! ジェニー!」
と年甲斐もなく連呼していたわけだが、実はその時ぼくがプッシュしていたキャラはほかにも数名いた。
たとえばリョウをいじってマルコ・ロドリゲスとか、ユリをいじって双葉ほたるとか(強引……)。
まあ、もし本当にほかのキャラを押しのけてロドリゲスのほうのマルコが登場していたら、たぶん大ブーイングだったとは思うが。

ジェニーを出すことが決定したあと、『XI』にもジェニーが登場すると知ってちょっぴり悔しい思いをしたという話は以前にも書いたが、実は同じことをフィオでも味わった。
「ジェニーは『XI』に先を越されたけど、フィオが『MI2』に参戦するとなればこれまたサプライズ! 『KOF』と『メタスラ』がついにクロスオーバーだ!」
と、ひそかに喜んでいたのも束の間、『メタスラ6』にラルフとクラークがそろって参戦するというニュースのほうが先に世に出てしまって、またもや歯噛みをするハメになったのである。

ということで、次回からしばらくは隠しキャラクターについて書こうと思う。

2006年05月11日

さりげなく

ひっそりと2週間ぶりに更新。
アメリカではE3がついにスタート。ユサ家の人々やF氏も渡米し、『KOF2006』こと海外版『MI2』をはじめとした新作の売り込みに余念がないことと思う。

その一方で、ぼくもひそかに『MI2』の仕事をやっている。
どういう種類の仕事かはまだ秘密だが、とりあえず、このサイトは今後とも定期的に更新されていく予定なので、ゲームは発売されたが、まめにチェックしていただけるとさいわいである。

ある日ふっと、これまでなかったコンテンツが追加されることがあるかもしれない。